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ムツェンスク郡のマクベス夫人
ウィーン国立歌劇場で
ショスタコービッチのオペラを見てきました。

ムツェンスク郡のマクベス夫人

なかなかハードな内容のオペラでした
初演されたころはきっと問題作だったことでしょう。

毎日を退屈に過ごしている
裕福な商人の妻が
使用人と密通し
舅を殺し夫を殺し
転落していく様を
世相の風刺たっぷりに
描いているオペラです。

その主人公が生粋の悪女ではないとこが怖いです

音楽も打楽器などを多用し
美しい旋律というよりは
心理描写などをリアルに表現した
非常に前衛的なものです。
歌い手は大変です。
でも皆さん素晴らしかったと思います。

世の中いろんなオペラがありますね。

ウィーンでこういったものが
受け入れられるのかしら?
と思いながら観ていて
ちょっとお客さんがひいてるかな
ってとこもありましたが
全体的な反応は非常に好意的でした。

ハードな内容ではありますが
風刺と心理描写の音楽表現が非常に巧みで
大変興味深い作品でした。





[2009/11/15 07:21] | コンサート鑑賞 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ルネ フレミング
アメリカのソプラノ歌手
ルネ フレミング

前からこの人はすごいなと思っていましたが
実はライブでちゃんと聴いたことがなく
先シーズンウィーン国立歌劇場の
「カプリッチョ」で初めて聴きました。


なんて自由な声なんでしょう。


今回ウィーンに戻って
コンサートスケジュールを
チェックしていると

楽友教会のGroßer Saalで
(ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでおなじみの金ぴかホールです。)

彼女のリーダーアーベントが
あるではないですか!

これは行かなきゃってことで
昨日行ってまいりました。

いや~すばらしかった。


なんて自由な声なんでしょう。


私はガレリー席でしたから
舞台からは遠く離れているのですが
どんなにピアノで歌っても
届いてくるのです。

現代曲も交えたプログラムで
知らない曲が多かったですが
世界観を作り出す力が
半端じゃないので
惹きこまれてしまいます。

詩と音楽が
見事に融合して
表現されていました。

何より声の力が
これまた半端じゃないので。

金の粉が
きらきらと
舞い散るように
声が降って来る

そんな感じでした。

声の波動に包まれて
いい気分になれるって
すごいですね。

ああ、そんな風に
人を幸せにできるって

素晴らしい。

[2009/11/11 07:13] | コンサート鑑賞 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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歌うひと


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プロフィール

nosonne

Author:nosonne
*峯島望美*
*Mineshima Nozomi*

ウィーンに暮らす
ソプラノ歌手。
2歳になる頃にはもう
歌ばっかり歌っていたという
naturalborn”歌うひと”。

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