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ハイドン 「四季」
ORFシンフォニーオーケストラ
というウィーンの国営ラジオ放送局のオケの
コンサートに行ってきました。

友人がこのオケでヴァイオリンを弾いていて
今回は練習、リハーサルも聴かせてもらい
今日は本番を聴いてまいりました。

演目はハイドンのオラトリオ「四季」。

オラトリオというのは
大体宗教的な題材をテーマとした
声楽(ソロ、合唱)+オケの大編成の曲です。

劇的な内容ですが、舞台装置や衣装
つまりお芝居的要素はなく
コンサート形式で演奏されます。

このハイドンの「四季」は宗教的な曲というよりは
そのタイトルが示すように四季を通じて
自然の情景や人々の生活を描いた作品です。

たとえば、

春には、新緑が芽吹き、その歓びを歌い
秋には収穫への感謝、狩の様子、ワインを楽しみ歌い踊る民の陽気さなど
四季折々の風景が活き活きと描かれています。

ですので、

普通のオラトリオ作品よりは
日本の方にも受け容れやすい内容
かもしれません。

今日の会場は
Konzerthaus(コンツェルトハウス)のGrossersaal(大ホール)。
本当に美しい響きのホールです。
なんて言ったらいいんでしょう。
音が輝くんですよね。

演奏もすばらしく
特に秋の民が陽気にワインを楽しみ歌い踊るシーンは
とても熱がこもっていてドラマティックで感動しました。

指揮者はフランス人のドゥ・ビリーさん。

ソリストは3人で
スウェーデンのソプラノ、オーストリアのテノール、ドイツのバス
3人ともが素晴らしく(なかなか揃って素晴らしいということはないのです)
大変感激+勉強になりました

いいコンサートの後っていうのは
気分がいいものです。

やはりウィーンという街は
こういうレベルのコンサートに
身近に出会えるということで
贅沢な街だなあと思います。

結局コンサートの後に出演者の
友人達と一緒にワインをひっかけて
鼻歌まじりに楽しい夜を過ごしました。

招待してくれたSちゃんに感謝!

[2009/11/07 09:21] | ウィーンのこと | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:nosonne
*峯島望美*
*Mineshima Nozomi*

ウィーンに暮らす
ソプラノ歌手。
2歳になる頃にはもう
歌ばっかり歌っていたという
naturalborn”歌うひと”。

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